ユリシーズ オフィシャル・ブログ ULYSSES OFFICIAL BLOG

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Dec 31, 2014

ユリシーズのマガジン・ジャック?  Magazine-jack by ULYSSES?

(English follows)
河出書房新社から刊行されたばかりの『ドアーズ 結成50年/最も過激な伝説』に注目よ! このムックの中で、ユリシーズが「扉から溢出する100枚のアルバム」というページを全面的に担当しているの。付録のミニ・ポスターもユリシーズのデザインよ。刺激的。ユリシーズのマガジン・ジャック? また、ユリシーズ・ボーイの河添剛さんは、ドアーズについてとても恐ろしいエッセイを書いているわ。さあ、あなたもぜひ読んでみて!


Attention to the magazine called “The Doors” that has just come out on Kawade-Shobo-Shinsha, Japan! In this magazine, ULYSSES contributes an article “100 albums coming out from the door” totally. Also, ULYSSES designs a mini-poster inside. Stimulus. It’s a magazine-jack by ULYSSES? On the other hand, Tsuyoshi Kawasoe of the ULYSSES Boy writes a awfully terrible essay on The Doors. Now, guys, try to read the magazine! 

Dec 21, 2014

Repost / 9メアリーとの会話  Repost / Coversation with 9Mary

DEC 18, 2012  9メアリーとの会話 Coversation with 9Mary
(English follows)

前にもお伝えしたように、ユリシーズ・ボーイズは9メアリー(フロ・モリッセイ)に夢中よ! 彼らに影響されて、私も今では彼女のファンになったわ。私にとって、彼女の歌は「夜の歌」。暗がりの中、私の心が静まり返っているときに、私は彼女の不思議な歌に胸が打たれるの。ああ、9メアリーのライヴに行ってみたい! 彼女は日本でライヴをやらないかしら?

でも、その前に、彼女は再びユリシーズ・ボーイのインタヴューに応じてくれたわ。今回の聞き手は平治(たいら おさむ)さん。彼も9メアリーに興味津々なの! 12月1日の記事と併せてお読みください! ありがとう!

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――ロスの音楽シーンでデヴェンドラ・バンハート以外に興味を引かれるミュージシャンがいますか?

9メアリー: ノア・ジョージソン、チェルシー・ウルフ、リトル・ジョイ、シスター・クレヨン、ヴェティヴァーなど、何人かのアーティストにも興味があります。


――あなたは様々なミュージシャンの曲をカバーしていますが、それらの曲はあなた自身で選曲するのですか、それとも誰かのアドバイスによりますか? また曲を選ぶ時に一番重視するのはどのようなことですか?

9メアリー: カヴァーするのは好きです。とても大切なことだと思うし、よいことだとも思うから。楽曲の中から何か特別なものを見つけ出してそこに自分の個性を刻みつけたり、何か新たなものをそこに付け加えたりすることができれば、すごくわくわくします。カヴァーは作曲と同じくらい自分への挑戦だって思うこともあります。どの曲をカヴァーするかは自分で決めますが、父親からの薦めも頻繁にあるんですよ。父親の考えは私にしっくりくるし、私が好みそうなことなんです。カヴァーについてはそれ以外に強調することはないですね……。私がカヴァーする大抵の曲はすごくエモーショナルで悲しい曲ばかりかもしれませんが、私は悲しい曲が好きなんです!アハハ。


――レディ−・ガガの音楽やファッションをどう思いますか?

9メアリー: 私は彼女のファンではないです……。彼女の全てはひどくこしらえものめいているし、やたらと計算づくだと思うから。でも彼女は明らかに利口だし、とても才能があります。


――ベックは好きですか? また彼の音楽的アプローチをどう思いますか?

9メアリー: ベックは私の最愛のミュージシャンの一人です! 彼はすごいわ。彼の実験、彼の大変な革新的精神が、私は好きなんです。彼の新作の背景に潜むコンセプトはすごく賢いものだと私は思うし、彼は自分が何をやっているのかをちゃんと知っているんです。ベックはすごくクールで興味深い人です。


――オアシスとレディオヘッドならどちらが好きですか? それは何故ですか?

9メアリー: 率直に言って、そのいずれにも興味が持てません……。レディオヘッドが音楽に何か新しくて素晴しいものをもたらしたとか、オアシスはすごいバンドだったんだとかは、私も思いますけど。オアシスの「オータ・タイム」はすごい曲です。また、恥ずかしながらレディオヘッドの音楽はよくは知らないんですが、「パラノイド・アンドロイド」、「ヴィデオテープ」、「ロータス・フラワー」は私の好きな曲です。


――キング・クリムゾン、ピンク・フロイド、EL&P、ジェネシスといったプログレッシヴ・ロックは聴きますか?

9メアリー: ええ、特に私はキング・クリムゾンが好きなんです! クリムゾンの「ムーン・チャイルド」は、私が最も愛している曲のひとつですよ! その曲を初めて聴いたのは、ヴィンセント・ギャロの『バッファロー66』、私のフェイヴァリット・シネマの一本ですが、その映画を観た時でした。私、プログレッシヴ・ロックの感覚を込めて曲を書くことにも熱心なんですよ。そうやって、聴き手に旅をしているような思いを持ってもらったり、ひとつの曲にたくさんの異なるエモーションを感じてもらえたりしたら嬉しいんです。


――アルバム制作に際しては誰かにプロデュースを頼みたいと考えますか? それともセルフ・プロデュースしたいですか?

9メアリー: プロデュースには自分も深く関わりたいと激しく思っています。自分の音楽がどう響くべきかは私には分かっていますし、自分の音楽をオーヴァー・プロデュースされたくはないんです、決して。全てを可能な限りリアルに、そしてとても生々しい状態に留めておきたいんです。一方で、新しい試みをする上で何か実験することにも私はすごくオープンだし熱心な姿勢を持っているんですけど。ファースト・アルバムのためにプロデューサーと何か特別なものをこしらえることって、私にも、そして願わくばプロデューサーにも、本当に重要な経験になるんだとは思います。だから、そうなるためには最も適した人を見つけることが欠かせないし、そういう人となら一緒に学び、何かを生み出そうとしていけるでしょう。これは私の願いですけど!


――あなたは一見夢見がちな少女風ですが、前回の質問の回答を見ると自分を取り巻く社会に対しても冷静で的確な考えを持っていると思いました。あなたは自分を夢想家だと思いますか? それとも現実主義者?

9メアリー: 私は現実主義者だと思うわ! 私はふわふわしたお伽噺風の妄想に全然はまらないんですもの。でも、夢みることはステキなこと……。


――(少し意地悪な質問ですが)あなたの可愛らしい容貌は嫌が上でも注目されてしまうと思うのですが、それはあなたにとって迷惑ですか? それとも積極的に武器として活用しようと考えますか?

9メアリー: 正直に言いますが、私はそういうことについて何も考えていないんです……。みんなと同じで、私にも心に不安定な部分があるし、それに私はかなり自己否定的なんです(時々それがずっと続きます……)。でも、みんなが私のルックスを気に入ってくれるのなら、それはもちろん私にはすごく気休めになります。みんな優しいなあって思います。


――音楽を聴くのはCD(デジタル)、LP(アナログ)?

9メアリー: 家にレコード・プレイヤーがあるんです。兄がすごいレコード・コレクションを持っていて。レコードを聴くのは私は好きですけど、でも、悲しいことに聴くのは時々なんです。これはあらためたいですね。デジタル時代の到来によりお気楽な手軽さが強まって、音楽がもしかすると以前と較べて価値が下落し特別なものではなくなったと思うと、私は悲しいです。


――あなたのiPodに入っている曲では最近何を一番聴いていますか?

9メアリー: iPodには40曲くらい入っていて、それをいつも私はループして聴いているんです。何曲か挙げておきます。

Phantasmagoria in two- Tim Buckley
Skyscraper- Julian Plenti
Heart of gold- Neil Young 
Frowning Atahuallpa (my inca love)- Tyrannosaurus Rex
Show me the face- Chinawoman 
I remember- Devendra Banhart 
Here comes the moon- Turin Brakes 
Fool that I am- Kula Shaker 
Lilac Wine- Jeff Buckley


――アルバムのジャケット・デザインは重要だと考えますか? 好きなアルバム・ジャケットがあれば何枚かあげてください。

9メアリー: 音楽に付帯するヴィジュアル要素は決定的なもので、とても重要だと思います。真剣に考慮する必要のある何かですよね。とにかく私にとっても、です! 私はアートの信奉者です。好きな画家はジャン=ミシェル・バスキア、サイ・トゥオンブリー、そしてとりわけ重要な存在である私の父リチャード・モリッセイです。私自身はフィルムを使って写真を撮るのが好きなんです。そうやって様々な瞬間を捉えることができれば、それは永遠のものになります。


――レコードショップや本屋には入り浸る方ですか?

9メアリー: もっと時間があったらそうしたいです。去年LAに行った際、兄とはアメーバ(レコード・CDショップ)で何時間も過ごしました。文字通り、すごいお店なんです。音楽を愛している人にはあれは天国みたいなお店! 近所にも良いレコード・ショップがたくさんあるので、そこにも時々行きますよ。でも、本屋にはあまり入り浸りません。私って熱心な読書家ではないから……。でも、私は詩集ならたくさん読みます。また、『鳥葬』、『ライ麦畑でつかまえて』や『フラニーとゾーイ』、それにアメリー・ノゾンブルの短編はすごく好きです。


――音楽や本等は自分で探し出す方ですか、それとも人から薦められた物をまず試す方ですか? 

9メアリー: 私はいつも新しい音楽を聴いていますし、自分が知らないものを探そうとしているんです。だから、ユーチューブとかブログだとかのチェックにはかなり時間を費やしていますよ。でも、最近になって私、新しいものは徐々に聴かなくなっているんです。私は過去の音楽に魅了され、それにひどく影響されているんだと悟ったから。私は過去の音楽と同じくらい感動的な“新しい音楽”を生み出そうと懸命になってもがいているんです。


――あなたは音楽や本に関わらず物事を自分で探求するタイプですか、それとも他人の意見を参考にするタイプですか?

9メアリー: 自分で探求するタイプです。私はいつも、もっといろいろ学びたいという気持ちに開かれています。


――物事を深く掘り下げて知りたい方ですか、それとも広く浅く色々な事を知りたい方ですか?

9メアリー: 面白い質問ですね! いくつかの事柄を深く掘り下げたいと思っていますけど。お尋ねの後者の部分が重要だったことがないわ。


――あなたの歌を聴いていると、あなたの豊かな音楽的な背景が垣間見られると同時にそうした背景からずれて行こうとする意志も感じます。そうしたことを意識していますか?

9メアリー: 意識していません。私は自分が作らなきゃと思う歌を作るだけです。私は規則や計画表に拘束されていないんです。


――あなたの見掛けは未だ17才(もうすぐ18才)とお若いですが、魂はもっと老成しているように感じます。生まれ変わりを信じますか?

9メアリー: ええ。以前もここにいたことがあります。


――日本のミュージシャン(バンド)で知っている人はいますか?

9メアリー: 現在の日本の音楽については良くは知らないんです。でも、『隠し剣 鬼の爪』とか『たそがれ清兵衛』のような偉大な映画のサウンドトラックは、私は大好きなんです。トラディショナルな日本を描いた映画は私は好きです。


――日本には未だそれほど有名ではありませんが林拓、マフィンという才能豊かなミュージシャンがいます。日本に来た際にはぜひとも共演の機会を設けて貰いたいと思います。








As I posted here before, the ULYSSES BOYS are fond of 9mary (Flo Morrissey)!  I've also become a fan of her finally, inspired by them.  For me, her songs are "the ones for the evening".  When I'm tranquil in the dark, my soul is moved by her strange songs.  Oh, I want to see her live performance!  Will she come to Japan to play?

However, before that, 9mary kindly answered the questions from ULYSSES.  Osamu Taira is the interviewer this time.  He's also interested in 9mary!  Please read, together with the previous interview (on the 1st of this month here).  Thank you!

********

--Are there any musicians in LA music scene other than Devendra Banhart that you are interested in?

9mary: Yes, to name a few Noah Georgeson, Chelsea Wolfe, Little Joy, Sister Crayon, Vetiver. 


--You cover songs from various artists. Do you choose them yourself or somebody advise you? Also, what do you emphasize the most when choosing songs?

9mary: I love covering songs- i think its so important and great- to be able to put your stamp on something that you find special and try to bring something new to a song really excites me. I sometimes find doing covers actually challenges me just as much as writing my own songs. I chose the songs I cover, however my father often suggests songs to me that he thinks would suit me and that I’d like. There isn’t really anything I emphasize on the most when choosing the songs I cover.. I suppose In general the songs I pick are quite full of emotion and typically sad, I like sad songs! Haha


--What do you think about the music and fashion of Lady Gaga?

9mary: I wouldn’t call myself a fan of hers… I find the whole thing quite manufactured and too considered. But she obviously is clever and very talented. 


--Do you like Beck?  What do you think about his musical approach?

9mary: Beck is one of my favourite musicians! I think he’s brilliant- I love how he experiments and is very innovative. I think the concept behind his new album is very clever and he obviously knows what he’s doing. He’s a very cool and interesting man


--Which do you like better, Oasis or Radiohead?  Please tell me the reason for it.

9mary: To be honest I wouldn’t count either of them as bands that I pay much attention to.. However, I think Radiohead have brought something wonderful and new to music and Oasis were a great band. I love ‘Outta Time’ by Oasis, it’s a brilliant song. & I actually shamefully don’t know much of Radiohead’s music but I love ‘Paranoid Android’,’Videotape’ and ‘lotus flower’.


--Do you listen to progressive rock like King Crimson, Pink Floyd, Emerson, Lake & Palmer, Genesis and so on?

9mary: Yes, I especially love King Crimson! ‘Moonchild’ is one of my favourite songs ever! I first heard it in Vincent Gallo's 'Buffalo 66'- one of my favourite films. I'm keen to try to write some songs that have a progressive rock feel to them, I love how they take you on a kind of journey and can make you feel so many different emotions from one song. 


--When you make an album, do you want someone to produce you, or produce it yourself? 

9mary: I’d want to be heavily involved in the production because I know how I want the music to sound, I don't want To over-produce the songs at all, I Would like everything to be as real as possible and quite true to my original recordings While still trying new things out in terms of production and im very open and keen on experimentation. I think that working with a producer creating something so special as a first album will be a really important experience for me and hopefully the producer involved and so i think it's very important to find the rightest right person there is to do this because then we can learn and try to create something Great together. That's my hope anyway! 


--At first glance, you seem like a dreamy girl, but after hearing your response of the previous questions, I thought you have calm and precise opinions for the society surrounding you.  Do you consider yourself as a dreamer or realist?

9mary: Yes, I guess I'm a realist! I'm not really stuck in a cloud of pretty airy fairy thoughts, however it is nice to dream... 


--(It is a bit mean question, but) Your lovely look gets attention even if you don’t want it.  Does it bother you?  Or you want to use it as your weapon?

9mary: i don't think about that to be honest..Like most people I have my insecurities and am quite self-deprecating (something I'm working on...) but obviously it's very flattering if people like the way I look and its really very kind. 


--Do you listen to music with CD (digital) or LP (analog)?

9mary: We have a record player at home and my older brother has a good collection. I love listening to records but it is sadly something I don't do very often- I'd like to change this. I think it's sad how music has become something perhaps less-valued/less-special because of it's immediate availability due to the rise of the digital era!


--Recently, what music in your iPod do you listen the most.

9mary: I have a playlist on my iPod that consists of about 40 songs which I Usually just play on a loop. To name a few.. It includes: 

Phantasmagoria in two- Tim Buckley 
Skyscraper- Julian Plenti
Heart of gold- Neil Young 
Frowning Atahuallpa (my inca love)- Tyrannosaurus Rex
Show me the face- Chinawoman 
I remember- Devendra Banhart 
Here comes the moon- Turin Brakes 
Fool that I am- Kula Shaker 
Lilac Wine- Jeff Buckley


--Do you think the album sleeve design is important?  If you have any album sleeve that you like, please let me know?

9mary: Yes definitely. I think the visual side to what accompanies music is extremely important and is something that should be considered a lot, well for me anyway! I appreciate art a lot, my favourite artists are Jean-Michel Basquiat, Cy Twombly and most importantly my father, Richard Morrissey. I like to take photos too using film, capturing moments so they won't be forgotten. 


--Do you spend a long time in record shops and books stores?

9mary: It's something that I'd like to do if I had more time. When I went to LA last year I went to the Amoeba music shop with my brother and we spent hours in there, it's literally so amazing, a music lovers heaven! I also occasionally go to record shops around where I live as there a lot of good ones. I don't really spend a long time in book shops; I am not really an avid reader.. However I read a lot of poetry and have enjoyed a number of books a lot like 'Sky Burial', 'Catcher in the Rye', 'Franny and Zooey' and short stories by Amelie Nothombe. 

--Do you look for music and books yourself?  Or do you try the ones you were recommended first.

9mary: I am always listening to new music and trying to find things I haven't heard- i spend a fair amount of time on YouTube doing this and also read blogs and articles. However, recently I have found I listen to new music less and less because I am fascinated and extremely inspired by older music, I struggle to come across 'new music' that can move me as much as a lot of older music can. 


--Also, do you explore things, not just music and books, for yourself, or reference others' opinions?

9mary: Yes, I do explore things- I feel we always should be open to learning more. 


--Do you rather know a few things deeply or know a lot of things shallowly.

9mary: What an interesting question! I think I'd rather know a few things deeply- that way you can always answer the ever important second question. 


--When I listen to your songs, it shows your rich musical background.  But at the same time, it sounds like you are trying to stay away from the background?  Are you being conscious about that?

9mary: No I'm not conscious of that. I write what I feel compelled to write, I dont stick to a list of rules or trying to tick boxes. 


--Since you are 17(almost 18) you still look young, but your soul seems mature. Do you believe in reincarnation?

9mary: Yes, I've been here before. 


--Do you know any Japanese musicians (bands)?

9mary: I'm not very familiar with contemporary Japanese music but I am a big fan of the soundtracks for great movies like "The Hidden Blade" and "Twilight Samurai". I like films about Traditional Japan.

--Although they are not very famous yet in Japan, there are extremely talented musicians called Taku Hayashi and muffin.  When you come to Japan, we would like you to play together with them. 

Repost / 9メアリーとは誰か  Repost / Who Is 9mary?

Dec 1, 2012  9メアリーとは誰か Who Is 9mary?
(English follows.)

9メアリーに注目! 本名はフローレンス・モリッセイだという彼女は、17歳のイギリス人。ご覧の通り、とてもとてもビューティフルな女の子。まるでヒッピーの妖精ね。でも、すごく才能があるシンガー=ソングライターよ。彼女の歌を聴いて。彼女の声に震えて。アルバムはまだリリースしたことがない彼女だけれど、ユリシーズ・ボーイズは彼女に夢中なの。彼女を発見した河添剛さんは「9メアリーは秘められた黄金だ」と大絶賛。彼女は未来のスターだと彼は信じているの。

行動派の河添さんは、早速9メアリーにインタヴューしたわ。ぜひ読んでね!

* * * * * 

――やあ、フロ、というか9メアリー。アーティストの君にインタヴューするときにはどちらの名前で呼ばれたい?

9メアリー: フロよ(微笑む)。

――9メアリーという不思議な名前は、君のお父さんが見せてくれたある写真集から拝借したものだと聞いているけど。

9メアリー: 15歳のとき、本名ではなく仇名を名乗ってみたくなったんです。この名前が音楽をめぐってひとつの世界を創出することを私に許してくれているんです。それと、“9メアリー”と口にして言うのも、それを文字で見てもですけど、私自身にはもっと面白いことだし(というのも私は数字を使うことが好きだからですけど)楽しいことだとも感じたんです。

――君の歌は本当にすごいよ。半ば崇高であり半ば野卑で。あるいは、半ば美であり半ばおぞましい。その上、君の声ときたら実に印象的だ。僕は個人的には君が高い声ではなく低い声で歌う方が好きかもしれないけど。君はしばしば希望について歌っているが、音楽そのものには曖昧な憂愁が込められていて、それはまるでお花畑の中に遺棄された神秘的で純潔な廃墟のようだ。でも、それはもしかすると君達イギリス人がいまだにエルザベス朝の心性を保っているからなのかな。それとも、それは君自身の中にある特別な何かのあらわれなのか。はたまた、今世紀のアメリカのフリー・フォーク・シーンに君が影響されたことの結果なのか。どう?

9メアリー: ありがとう。おっしゃってくれた言葉はすごくありがたいし、あなたの言葉にはたくさんの意味がある。私はそういうのがすごく好きなんです。私自身はといえば、歌を書くリスクを引き受け、自分を試すことが好きなんですね……。私は自分の音楽が「パーフェクト」であることを求めません。私の歌で少なくともみんなに何かを感じてもらえれば私は嬉しいんですけど。それってすごくステキなこと……。ううん、正直言ってなぜそうなのかは私にはわかんないけど……、私が過去の音楽にものすごく影響されていると同時に、自分が住む現代社会にはどっぷり浸りきっていることがたぶん関係しているんだと思うんです。私の音楽はその2つの事柄の混淆で、それが今日の人々の耳にはいくらかノーマルではないものとして響くのかしら。でも、イエス、私は確かに今世紀のアメリカのフリーク・フォーク・シーンにもインスピレーションを受けています。

――子供のときの話を聞かせてくれますか。

9メアリー: 私は9人兄弟妹なの。私は上から2番目よ。私の子供時代(っていうか、私はまだ子供? 大人に片足引っ掛けた状態ね……。クリスマスの日には私は18歳になるんです!)、あれこそが今日の私と私の曲作りにとても影響を与えたんだわ。素晴しい両親からの支えがいつもあって、私はすごくラッキーでした。そのことではすごく感謝しているんです。子供時代のことでそれ以外のことだと、何を言ったら良いのか……。概してかなり幸福だったとは言えるとは思いますけど。

――いつ、そしてなぜ、歌を作るようになったの?

9メアリー: 14歳のときにたぶん歌を書き始めるようになったと思うんです。私の初めての「完成曲」は「Hush My Children」ってタイトルで。曲を書くようになった本当の理由なんてなかったんです。ある日まさに書き始め、それがどんどん私の強迫観念みたいなものとなり、気がついたらこうなったんですね……。歌を作りそれを歌う必要が私にはあると感じていて、その理由が私には分からないんです……。私はただそうしなくてはいけないんです。他の何よりも好きなことは音楽をやることなんです。

――ソングライターになる上で君が影響された人物や出来事は?

9メアリー: 特に何も……。先ほども言いましたけど、私は家族からの影響がとても大きいんです。それと、身近な人々や、日々関わらねばならない事柄だとかの影響もあります。私ってもっぱら憂さ晴らしだけで歌を書いているのかしら。自分を正気に保つために! 私が歌を作る理由は、私のそんな思いをみんなに共有してもらいたいからなんです。みんなが自分自身の人生のために私の歌から何かを得てくれればいいなあと思っています。

――ばかげた質問かもしれないけれど、君にとって美とは何だろう。そして、美にとって君は何だろう?

9メアリー: その質問、私は好きです。美とは心を動かす何か、感動させる何かで、それは人の心を悲しませ、涙を流させ、笑わせ、考え込ませる何か、ひととき自分自身のことを忘れさせてしまったり、まさに自分自身であらしめてくれたりするような何かなんです。

――デヴェンドラ・バンハートのことはどう思う?

9メアリー: 彼は私がオール・タイムで大好きなアーティストのひとりなんです。私がまだ10歳のとき、父親が彼の曲をよく車の中でかけていました。ココロジーとかアントニー&ザ・ジョンソンズなんかと一緒に。私と父親は曲に合わせて一緒に歌ったりしましたよ。私はデヴェンドラの音楽と強く結ばれているんだっていつも感じてきました。一度だけ、2011年にロンドンのシェファーズ・ブッシュ・エンパイアで彼のライヴを観たことがあるんですけど、すごく良かったなあ。彼は真の詩人で、霊感溢れるアーティストだわ。

――ケイト・ブッシュについて思うところはある?

9メアリー: 私が大好きなアーティストと較べれば、彼女についてはそのすべてを実際に知っているわけではないけど、でも、彼女が抜群に知的で、才能豊かで、能力の高い女性だと私は思っています。彼女が作品を巧みにコントロールするさまや、あのマジカルな声は、私は大好きです。彼女は完全に時代の先を走っていたんです。

――ビートルズは?

9メアリー: 私は彼らを敬愛しています。ビートルズで悪い曲なんか絶対にないでしょう! 彼らがやったことのすべてときたら、まったく信じられないわ。ビートルズの曲の、そのすべてが、まさしくぶっ飛びなんです!…… 兄のフィッツと一緒に、小さい頃に「バック・イン・ザ・USSR」を聴きながら、歌ったり踊ったりしたことを思い出します。曲がギター・ソロに入ると、私は床に仁王立ちしてエア・ギターをしていました(笑)。

――レッド・ツェッペリンは好き?

9メアリー: 好きだけど、ファンだとは言えません。実際、ツェッペリンの曲はiPodに入れていないし、頻繁には聴かないし、彼らの曲はたくさんは知らないし。でも、「カシミール」はすごく好きなんです。ツェッペリンがすごいバンドであることは否定しがたいことです。

――インクレディブル・ストリング・バンド、ティラノザウルス・レックス、ドノヴァン、シド・バレット(?)、ニック・ドレイクのような、かつてのブリティッシュ・アシッド・フォークについて思うところはありますか。

9メアリー: 私はその全員を愛しています。特に、ニック・ドレイク、ティラノザウルス・レックス、インクレディブル・ストリング・バンドを。ニック・ドレイクの「フルーツ・トゥリー」や「タイム・ハズ・トールド・ミー」なんてまさに驚嘆ものですよね。ああいうアーティスト達は私にすごくインスピレーションを授けてくれます。私は彼らの実験を愛しているし、彼らの歌詞はそれこそ知的かつ詩的なんです。今日び、霊感に溢れた音楽を新たに見つけることが難しくなってしまった私ですが、でも、過去のそういった音楽から不断の霊感を受けることができるのも、現在存在するゴミのような音楽の山の代わりにそういった音楽に簡単に触れることができるのも、とってもステキなことだと思うんです!

――ブルースは君には重要なものだろうか。

9メアリー: ええ。ルイ・アームストロング、BB・キング、エタ・ジェームスは、私が大好きなブルース・アーティスト。それと、エルヴィスの初期の作品なんかは「広義の」ブルースに分類できるかも……。私はエルヴィスが好きなんです。

――君はまだどこのレコード会社とも契約していない身分でありながら、イギリスだけではなく、フランス、ノルウェイ、アメリカでもライヴをやっている。ついこの間なんか、ニューヨークではココロジーのライヴの前座を務めたでしょう。すごいなあと感心するけど、でも他の若くて無名のアーティストがそれを知ったら君に嫉妬してもおかしくはない事態だとも僕は思う。君には腕ききのブッキング・マネージャーがいるのかな。

9メアリー: 私みたいな人間に嫉妬するなんて人がいるのなら、その人は嫉妬の感情を棄てて、自分自身の可能性に注意を払うことに専心すべきですよ。嫉妬なんてエネルギーの無駄遣いだわ。代わりに何か創造してよ。そして、ううん、私にはブッキング・マネージャーなんてまだいないんです……。今までのところでは、コンサートのオーガナイザー達が私に個人的に連絡をとってきたんです。

――アルバムを作る計画はありますか。

9メアリー: アルバム1枚分の曲なら私にはもう充分にありますし、それだけではなくて、ベッドルームでは今も絶えず曲を書き、デモをこしらえています。できれば早くアルバムを作りたいという気持ちはあります。でも、急いてはいけないんです。ファースト・アルバムを制作できるのは生涯で一度きりですもの。そのためには熟慮し、思いを深めることが大切です。ただ、それについて考えれば考えるほどますます気持ちは高ぶっていきます。

――僕は個人的に、君の服やアクセサリーがとても好きで。君のルックスにバッチリだと思っているんです。ところで、60年代のヒッピーについては君は何か知っているの?

9メアリー: 嬉しい! 私はファッションがすごく好きで、ジュエリーには夢中なんです。ジュエリーはいくらあっても足りないわ! そして、ええ、ヒッピーのことなら知っています。できれば60年代に行ってみたい。当時の人々は今よりずっとのんきで、概して幸せな気持ちだったみたいだし、音楽は輝いていたし、服はすごかった! でも、今この世界にいることだってかなりいいことだって私は思っているんです。だって、かっこよくて、知的で、才能のある人たちが、周囲にはたくさんいるんですもの!

――で、ご機嫌はいかが? 最近はどうしていましたか?

9メアリー: いい感じよ、ツヨシ、ありがとう! 音楽に専念するために最近学校を辞めたんだけど、この変化は私を幸福な気持ちにさせてくれているし、私の人生の新たなステップや私の将来に横たわる事柄への期待で胸の高まりを感じているんです。来る日も来る日も私は音楽に集中し、良いフィーリングの中での望ましいクリエイティヴな空間に目下身を置いているところなんです。

――日本に来ることがあったら何をしたい?

9メアリー: おお、私、日本にはすっごく行きたいんです! どこかでライヴもしたいし、日本の人はとてもラヴリーで親切だというので、日本を体験することは私にはとても素晴らしくて刺激的な体験になるんだと思っているんです。私の兄が数年前に日本を訪れていますが、彼はその魅力と美しさに気づきました。日本を探索することができたら本当にステキ。美に触れ、おいしいものを食べ、美しい花が咲き誇る樹々を見て……。かなりマジカルな体験になると思うんです。

――どうもありがとう! いい会話になりました!









Watch 9mary!  9mary, whose real name is Flo Morrisey, is a 17 year-old English.  As you see, she's a very beautiful girl.  She looks like a hippie fairly.  But she's a quite talented singer / songwriter.  Listen to her songs.  Feel her the way she sings.  Though she has never released any albums before, the ULYSSES BOYS are involved with her.
According to Tsuyoshi Kawasoe, who has found her very recently, she's "a woman of secret gold".  He adores her much highly.  Yes, he believes she's a bright star in the future.

Active Tsuyoshi interviewed her immediately.  Guys, read as below!


* * * * * 


-- Hi, Flo or 9mary.  Tell me which you like better to be called Flo or 9mary when you are interviewed as a singer / songwriter? 

9mary: Flo :) 

-- I know 9mary is from a photo-book your father showed you.  But why did you decide to name strange 9mary? 

9mary: I decided when I was 15 that i wanted to use a moniker instead of my real name as above everything it allows me to create a world around the music.  I also felt that '9mary' was more interesting (I like the use of a number) and pleasing to me verbally and visually. 

-- Your songs are really amazing.  Half sublime and half vulgar, or half beautiful and half dreadful.  Also, your voice is so impressive.  Personally saying, I maybe prefer your low toned voice to your high toned one.  You often sing about "hope", but your music sounds melancholic ambivalently, that's like a mysterious virginal ruin lost in the flower garden.  It's probably because you the English people still have the Elizabethan hearts?  Or, you have something specially unique in yourself?  Or, you have been inspired with the American freak folk scene of this century? 

9mary: Thank you, that's very kind and means a lot - I really like that description.  I like to take risks in my writing and to test myself..  I don't want my music to be 'perfect', if it can at least make people feel something like I do when I write the songs then that makes me happy.  That's so lovely…  well I don't know why that is to be honest..  perhaps its because I'm very influenced by old music but at the same time i am very much immersed in our modern society so I suppose my music is a blend of the two which creates something less 'normal' to the ears of people nowadays.  But yes I have also been inspired by the American freak folk scene of this century.

-- Please tell about your childhood.

9mary: I'm one of 9 children, I am the second oldest..  my childhood (i suppose i'm still a child?  but on the cusp of being an adult…I am 18 on Christmas Day!) has been very influential on me how I am today and my music and writing.  I am very fortunate to have such a wonderful family who I am extremely close with and love more than anything.  I am so lucky to always have the support of my wonderful parents for which i am very grateful for.  I don't really know what else to say about my childhood…  I would say in general it has been a pretty happy one.


-- Please tell me when and why you started to write songs. 

9mary: I started properly writing songs when I was 14, my first 'proper song' was called 'Hush My Children'.  I didn't have a real reason for starting to write songs - one day I just began writing and becoming more and more obsessed with my art and it went from there…  I feel i need to write and sing, I don't know why…  I just have to.  It's what I love to do more than anything.

-- Who or what inspired you, to be a songwriter?

9mary: There isn't really anyone or anything specific that inspired me to write..  Having said that I'm very inspired by my family and people who are close to me and things I have to deal with in day to day life.  I suppose I write mainly as an outlet for myself, it keeps me sane!  I also write because I want to share these thoughts I have with people, in hope they can gain something from them for their own lives. 

-- I'm afraid if it's a ridiculous question.  What means "the beauty" for you?  Or, what means yourself for "the beauty"?

9mary: I like the question.  I think beauty is anything that makes you feel - anything that moves you, it can be something that makes you sad, something that makes you cry, laugh, think, something that lets you forget yourself for a moment and just be. 

-- Tell me your opinion on Devendra Banhart.

I would count Devendra Banhart as one of my all time favourite musicians; my dad used to play his music in the car when I was about 10, as well as CocoRosie and Antony and the Johnsons and we would all sing along and I just have always felt like I have a strong connection with his music.  I've only seen him perform once at the Shepherds bush empire in London in 2011, it was really wonderful.  He's a real poet, and a very inspiring artist. 

-- Tell me your opinion on Kate Bush.

9mary: Compared to the artists who I count as my favourite I don't actually know a whole lot about her, however I think she is an extremely intelligent, talented and powerful woman.  I love how in control of her art she is and I think her voice is magical and she was definitely ahead of her time. 

-- Tell me your opinion on The Beatles.

9mary: I adore them - It's hard to find a bad Beatles song!!  I can't quite believe the amount of talent they had, think about all the amazing songs that they released…  its mind blowing!!  I remember my older brother Fitz and I used to sing and dance to 'Back In The USSR' when we were younger and when it was the guitar solo I would get on the floor and do air guitar haha. 

-- You like Led Zeppelin?

9mary: I like them but I wouldn't call myself a 'fan'; I don't have them on my iPod or listen to them often or know many of their songs to be honest.  However, I do really like their song 'Kashmir' and its undeniable that they were amazing. 

--Tell me your opinion on the British acid folkies in the old days like The Incredible String Band, Tyrannosaurus Rex, Donovan, Syd Barrett(?), and Nick Drake?

9mary: I love all of them - especially Nick Drake and Tyrannosaurus Rex and The Incredible String Band. Nick Drake's songs 'Fruit Tree' and 'Time Has Told Me' are just so amazing.  Those musicians are so inspiring to me, I love their experimentation and their lyrics are just so intelligent and poetic.  Nowadays I find it hard to come by much influential music so it's so nice to be able to have their music to constantly be inspired by and to just have available to listen to instead of the large amount of rubbish music there is today! 

-- Blues is important for you?

9mary: Yes blues is important to me.  Louis Armstrong, BB King and Etta James being among my favourite blues artists.  & I suppose some of Elvis' early works could be classified loosely as 'blues'..  I love Elvis. 

-- Though you don't work with any record companies, you play not only in England but also in France, Norway and America.  Recently you played in a show of CocoRosie in New York.  It's amazing.  In other words, it's not strange at all if you are envied by many other young and unknown artists.  I wonder if you are working with a good booking manager.

9mary: Anyone who is jealous of someone like me should try to forget about jealousy and focus their attention on their own ability.  Jealousy is a waste of energy, create instead.  And, no I'm not working with a booking manager at the moment..  so far all the shows I've played/am going to play have been organised by the organisers contacting me personally. 

-- Do you have a plan to make your album?

9mary: I have enough songs to make an album and am constantly writing and demoing new material in my bedroom.  I would really love to make an album sooner rather than later but I know that a debut album can't be rushed, you only have one first album and so these things need a lot of consideration and thought but it is something that I think and get excited about more and more everyday. 

-- I personally love your clothes and accessories deeply.  They are so perfect for your look.  You know about the hippies in the 60's by the way?

9mary: Thank you!  I really love fashion and am obsessed with jewellery - i feel i could never have too much jewellery!!  yes I know about the hippies in the 60's..  i'd love to be able to go back in time for a while to the 60s - people seemed much more carefree and generally happier and the music was brilliant and the clothes amazing!!  But I think we are pretty fortunate in our world now, there are so many cool, interesting and talented people around! 

-- So how are you?  How have you been these days? 

9mary: I am good thank you, Tsuyoshi!  I recently left school to concentrate on my music full-time and this transition has made me feel happy and i'm excited about this next stage of my life and what may lie ahead.  I'm just focusing on each day and I am in a good creative 'space' at the moment which is a nice feeling. 

-- What do you want to do if you came to Japan?

9mary: oh I would love to come to Japan so much!!  well id love to perform there, the people seem so lovely and kind and i think it'd be such a great, inspiring experience for me.  My older brother went there a few years ago and found it really fascinating and beautiful.  I think it'd just be wonderful to just explore the country and see it's beauty and eat the delicious food and see beautiful blossom trees…  it just seems pretty magical. 

-- Thank you very much for your answers! 

Dec 20, 2014

フロー・モリッセイを再び Flo Morrissey, Again

(English follows)
偉大なノア・ジョージソンのプロデュースで初シングル『Pages of Gold』を先日リリースしたばかりのフロー・モリッセイ。でもユリシーズはまだ9メアリーと名乗っていた2年前から彼女に注目していたわ。今日はその時のインタヴューをここに再録します。最初のインタビューは河添剛さんによるもの。次は平治さんによるもの。とっても興味深いインタヴューよ! フロー・モリッセイとユリシーズとの間には、音楽に関するどんな認識の違いもないのよ!

Little Flo
Flo Morrissey has just released her first single "Pages of Gold" produced by great Noah Georgeson. Ulysses has paid attention to her since when she called herself 9 Mary, which was 2 years ago. Today, I would like to re-post the interviews then. The first one is by Tsuyoshi Kawasoe, and the second one is by Osamu Taira. They are very interesting interviews. There is no difference in understanding of music between Flo Morrissey and Ulysses!

Dec 17, 2014

フロー・モリッセイのデビュー・シングル  Flo Morrissey's first single

(English follows)
ワオ! グラスノート・レコーズから遂にフロー・モリッセイ(9メアリー)のファースト・シングルがリリースされたわ! タイトルは「Pages of Gold」。プロデュースはノア・ジョージソン(彼 はデヴェンドラ・バンハート、ジョアンナ・ニューサム、リトル・ジョイ、アダム・グリーン&ビンキ・シャピロ、その他も手掛けているの!)。

19歳のこのロンドン子のことは、日本では2年も前からずっとユリシーズが注目していたわ。インタヴューもしたのよ! 河添剛さんも平治さんもフロー・モリッセイのことは大絶賛しているわ!

これはデヴェンドラ・バンハートの言葉。「フロー・モリッセイのことならよく知っているよ。僕のマネージャーがマネージメントをしているからね。彼女はえらくスウィートな人だよ!」

彼女のアルバムは2015年春に出るかしら。すごく楽しみ。彼女は期待の星よ!

Flo Morrissey / Pages of Gold



Wow! Flo Morrissey has revealed her first single "Pages of Gold" on Glassnote Records! It's produced by Noah Georgeson (who also works with Devendra Banhart, Joanna Newsom, Little Joy, Adam Green & Binki Shapiro and others!).

In Japan ULYSSES has been paying attention seriously to this 19 years old Londoner for 2 years. The ULYSSES Boys have already interviewed her too! Tsuyoshi Kawasoe and Osamu Taira highly appreciate her talent!

This is the words from Devendra Banhart. "I know well Flo Morrissey. My manager manages her. She's so sweet!"

I wonder if her album comes out early 2015... So exciting anyway. She's a real brightest hope!

Dec 14, 2014

林拓の新作アルバム?  Taku Hayashi's new album?

(English follows)
アロハ! お久しぶり! みんな、林拓の東京ライヴは楽しんだ?(11月27日から29日まで) 楽しんだ人は会場でゲットしたかもしれないわね。林拓の新作『MADRUNKIVE』を。これには驚いたわ。すごくパワフルなライブ盤。詳細はまったく分からないけど、京都でレコーディングされたもの? 収録された新曲はかなりの問題作ね。デンジャラスでロマンティックだけど。ドノヴァンやティラノザウルス・レックスへの唐突なオマージュまであるの。でもこれはいわゆるオフィシャル・ブートレッグCDRなのね……。

林拓の、そしてアナップルの、「本物の」新作が待ちきれない!!!



Aloha! It's been a long time! Guys, you enjoyed the shows of Taku Hayashi in Tokyo from 27th to 29th November? Then you may have bought Taku Hayashi's new album "MADRUNKIVE". This is amazing really. So powerful live album. I don't know the details at all, but I wonder if it was recorded in Kyoto?... His new songs included here raise a new question though they are still dangerous and romantic. He partly dedicates sudden homages to Donovan and Tyrannosaurus Rex. But the album is a so-called official bootleg CDR...

Can't wait for the real new Taku Hayashi / Anapple album!!!

Nov 24, 2014

デヴェンドラ・バンハ「アート」  Devendra Banh"ART"

(English follows)
30日までStall Baggage(中目黒、東京)で絵画展「CHANGE YOUR MIND A MILLION TIMES」を開催しているデヴェンドラ・バンハート。『Rejoicing in the Hands』の頃に描いていた初期ドゥローイングから最新作までを網羅した内容よ。私も一点彼の作品が欲しいな!






Devendra Banhart’s art show “CHANGE YOUR MIND A MILLION TIMES” at Stall Baggage, Tokyo has just started. You can enjoy many of his works from his early drawings of the “Rejoicing in the Hands” era to his very new works. I want one of his drawings!

Nov 22, 2014

ジミーはシドの大ファン  Jimmy is a big fan of Syd

(English follows)
この写真を見て! 後期ヤードバーズ時代のジミー・ペイジ。68年の撮影? カッコいい! 彼はジェフ・ベックからプレゼントされたギターに円いミラーをつけて、シド・バレットのギターと同じデザインにしたの。やっぱりジミーはシドの大ファンなのね! ユリシーズ編『解読 レッド・ツェッペリン』には、シド・バレットに言及する考察が多いの。

ジミーがシド・バレットと一緒にプレイしたがっていたという話は本当? 私には分からないけど、でも、彼らはヘアー・スタイルは似ていたわね!


Look at this picture! Jimmy Page in the old days playing as a member of the late Yardbirds. It was taken in 1968? Cool! He decorated the guitar, presented by Jeff Beck, with some round mirrors like Syd Barrett’s guitar. Jimmy is a big fan of Syd! You can read many studies referring to Syd Barrett in the book “Led Zeppelin” supervised by ULYSSES in fact.

Is it true Jimmy Page wanted to play with Syd Barrett? I don’t know really but I think their hairstyles were so similar!

Nov 15, 2014

すごい噂  Amazing Rumor

(English follows)
すごい噂。今年、44年ぶりにセカンド・アルバム『The Soul of All Natural Things』(名作!)をリリースしたリンダ・パーハックスが、何ともう次のアルバムのレコーディングに着手しているというの。本当のこと? そうだったらすごいことよね! 今では誰もが彼女の音楽の大ファンなのだから……。

『ユリシーズ』創刊号を読んで。リンダ・パーハックスへの日本人による最初のインタヴュー記事があるわ。とてもとても興味深い内容なのよ!(そして、助けてくれてありがとう、デヴェンドラ・バンハート! 私達はみんなあなたが好きよ)


Amazing rumor. Linda Perhacs, who released the second album “The Soul of All Natural Things” (Masterpiece!) this year after a long interval of 44 years, has already started to record for the next album, as some people say. Is that true? How great if it’s not a big lie. Now everyone is a great fan of her...

Don’t miss the first issue of “ULYSSES”, which has the first interview with Linda Perhacs by a Japanese. It’s a very interesting article! (And, thank you for your support, dear Devendra Banhart! We all love you.)

Nov 9, 2014

再びレッド・ツェッペリン  Led Zeppelin again

(English follows)
リリースされた! レッド・ツェッペリンのコンパニオン・ディスク付きリマスター盤『Ⅳ』と『聖なる館』が! 私から言うことなんて何もないわ。だってレッド・ツェッペリンは世界一のグレイトなバンドで、彼らのことならみんな知っているもの。でしょ? 個人的には私は『Ⅳ』の方が好きかも。でも、『聖なる館』もカッコいい! コンパニオン・ディスクはとっても興味深いのよ。

私も今ではツェッペリンのファン? 実は私、ユリシーズが今年6月に刊行した『解読 レッド・ツェッペリン』(河出書房新社)はずっと愛読してるの。これってすごく面白い本よ! あなたが本当にレッド・ツェッペリンのファンなら、絶対にこの本を読むべきね。知的だし、ユニークだし、啓発されることがとても多いし。しかもブック・デザインもとってもいいの。いつものように、ユリシーズはすごくいい仕事をしたわ。ユリシーズ、大好き!

いいニュースよ。ユリシーズが再び集まって仕事をしているの。詳細は私は知らないの。彼らが教えてくれないから。ユリシーズはジミー・ペイジみたいに秘密主義者の集団なのね。いいわ。何が起こるのかしら。楽しみにしていましょう!



Just came out! I’m talking about Led Zeppelin’s new remaster albums with companion discs of “4” and “Houses of the Holy”! I have nothing to say. Because Led Zeppelin is the greatest rock group and everyone knows about it, right? I personally prefer “4”, but “Houses of the Holy” is so cool too! Also, each companion disc is quite interesting.

Am I a Led Zeppelin fan now? In fact, I’ve been loving to read the book “Led Zeppelin” written and edited by ULYSSES that was published in June this year. The book is really interesting! Read the book if you are a Led Zeppelin fan. “Led Zeppelin” is intelligent, unique and illuminative . Also, the book design is quite beautiful. Well done, ULYSSES, as always. I love you all!

Good news. The ULYSSES Boys have started to work together again. I don’t know the details, because they don’t tell me. They are the guys of secrecy like Jimmy Page. OK. Let’s wait and see what happens.

Nov 8, 2014

日本のデヴェンドラファンのみなさんにとてもステキなニュース!  Very exciting news for Devendra fans in Japan!

(English follows)
アロハ!
10月25日のブログに書いたように、日本のデヴェンドラファンのみなさんにとてもステキなニュースがあるの。
なんと今月末にデヴェンドラ・バンハートの日本初個展が東京で開かれて、彼も来日する予定なのよ!会場はStall Baggageという完成したばかりの真新しいコミュニティーラウンジ。
詳しくはこちら:
Devendra もこの個展をとても楽しみにしているって言っていたわ!
ぜひあなたのお友達にも教えてあげてね。


Aloha!
As I wrote on October 25, we have a very exciting news for Devendra fans in Japan...
Devendra Banhart will have his first exhibition in Japan in Tokyo at the end of this month and he will come to Japan as well! The venue is a brand-new community lounge called Stall Baggage, which has just opened.
For details, please visit the website below:
Devendra is also looking forward to having this exhibition!
Please let your friend know too.

Oct 25, 2014

デヴェンドラ・バンハートとアンディ・キャビックとともに  With Devendra Banhart & Andy Cabic

(English follows)
ハロー! 私、先週はサンフランシスコにいたんだけど、滞在中にバークレー・アート・ミュージアムでデヴェンドラ・バンハートとアンディ・キャビックのアコースティック・ショウを楽しむことができたのよ! やっぱりすてき!彼らは本当に偉大だわ! 彼らはメロディのある詩を作ることができるアーティストね! そして私にとって印象的だったのは、2人がボブ・ディランの「アーリー・モーニング・レイン」のカヴァーもしたこと。ジェントルで神秘的なムード。良かったわ。何もかもすごく良かった。

そしてね、すごいニュース! 私、デヴェンドラとお話をしたんだけど、彼からとってもいい話を聞いたの。今は内緒? でも、このニュースはとくに日本のファンのためのスペシャルな話なのよ。近い内に詳しいことをお知らせできると思うわ。楽しみに待っていてね!

Before the show.




After the show...

Hello! I was in San Francisco last week. Fortunately, I enjoyed an acoustic set of Devendra Banhart and Andy Cabic at the Berkeley Art Museum during my stay! Very beautiful. They are really great! They are the artists who can make melodic poetry! And it was impressive for me that they also played Bob Dylan’s “Early Morning Rain”. That was gentle and mystic. So good. Everything was so good.

Also, good news! I chatted with Devendra, and he told me a very nice thing. It’s a still secret between us? Anyway it’s a very special one especially for his Japanese fans. I hope I can tell you the details soon!

Oct 16, 2014

林拓の3日間の東京公演  Taku Hayashi’s 3-day concerts in Tokyo

(English follows)
ワオ! アナップルの林拓が、11月27日(木)、28日(金)、29日(土)の3日間、東京でソロ・ライヴをやるのよ! 彼が東京に来るのは1年ぶり! 待ち遠しい! 絶対に見逃さないで! 詳細は彼のホームページでチェックしてね!!! ありがとう!


Wow! Taku Hayashi from Anapple will play solo in Tokyo on the 27th, 28th and 29th of November! After an interval of one year! Can’t wait! Do not miss the opportunities! See further details on his website!!! THANK YOU!

Oct 3, 2014

ヴァシュティ・バニヤンの「ラスト」アルバム?  Vashti Bunyan’s “last” album?

(English follows)
ハロー! もうみんな知っているように、ヴァシュティ・バニヤンはまもなくサード・アルバム『Heartleaf』をリリースするわ。でも、彼女の1970年の傑作『Just Another Diamond Day』、2005年の『Lookaftering』、そして次のアルバム、これがすべてになるの?

彼女は最近こう言ったわ。『Heartleap』が最後のアルバムになるって。それって本当なのかしら? 以下は彼女の言葉よ。

「このアルバム、特に最後の曲で、言いたいことは全部言ってしまっているの。何かつけ加えようとしても無駄になるわ。だからもうこれ以上アルバムを作る必要も欲求も私にはないの。アーティストは自分をみんなにさらけ出すものだけど、私はもうそうしたくはないの。アルバムが完成するまでの6か月間、私は毎日音楽に没頭していたわ。でも、あまりにもそうしすぎていたせいで、他のことを全部ないがしろにしていたの。私には大きな家族があるのに。もうこれ以上自分勝手なことはしたくないわ」

ヴァシュティは再び消えるの? 『Just Another Diamond Day』の後のように? いやよ! いやいや!……



Hello! As you’ve already known well, Vashti Bunyan is releasing the third album called “Heartleaf” very soon. But I wonder if her 1970 masterpiece “Just Another Diamond Day”, 2005’s “Lookaftering” and the forthcoming “Heatleaf” are the all of her albums?

Recently she has said “Heartleap” is her last album. Is that true? That’s what she said as below;

“This album, especially the last song, says everything I want it to. If I do any more, it will seem unnecessary. I don’t need or want to write another album. You always need to give them you all, and I don’t want to be selfish anymore. For the last 6 months before the album was finished, I worked on it everyday. It was so intensive that everything else in my life bot very neglected. I have a huge family. I don’t want to be that selfish anymore.”

So Vashti will disappear again? Like after “Just Another Diamond Day”? No, no, no!...

Oct 2, 2014

食欲の秋とビートルズ  The Beatles and the Autumn Appetite

(English follows)
ワオ! これはステキ! ジョンとポールとジョージとリンゴがお菓子になるの! 映像を見て。こういうの、私大好き!




Wow! This is so nice! You can see how to make John, Paul, George and Ringo sweet stuffs! See the video. I really love that!

Sep 30, 2014

写真展  Photo Exhibition

(English follows)
注目よ! キース・リチャーズの70年代のシングル「ハーダー・ゼイ・カム」のジャケット写真を撮ったことでとっても有名なクロード・ガシアンが、11月15日までブリュッセルのA・ギャラリーで写真展「Music (Rolling Stones et autres anonymes)」を開催しているの。ストーンズのベストな写真80枚と、他のミュージシャンたちの写真が展示されているんですって。すごく気になる!

なお、A・ギャラリーの住所は
Rue du Page 25, 1050, Bruxelles

パリにあるA・ギャラリーの方は本店よ。お間違いなく! またね!




Attention! Claude Gassian, a very well known artist who took a cover photo of Keith Richards’ single "Harder They Come" in the seventies, is having a photo exhibition called "Music (Rolling Stones et autres anonymes)" at A. galerie in Brussels until November 15. You can see the 80 best Stones photos and other musicians photos. I'm so curious!

A. galerie's address is:
Rue du Page 25, 1050, Bruxelles

Please don't misunderstand, another A. galerie in Paris is the head gallery. Thank you and see you again!

Sep 23, 2014

ステキ!  Beautiful!

(English follows.)
林拓=アナップルが在籍する京都のインディ・レーベル「Alga」が、最近すごくすごく美しいリーフレットを刊行したの。その名も「Alga Journal」。第一号には林拓のインタヴューが掲載されているわ! すごくステキ! まさにこれはコレクターズ・アイテムね。あなたも欲しい? これは林拓やアナップルがライヴをする場所でのみ手に入るのよ。とっても貴重よ。「Alga」、やっぱり気になるレーベルよね……。


The Kyoto indie label "Alga", that works with Taku Hayashi / Anapple, has published a very very beautiful leaflet recently. It’s called "Alga Journal". The vol.1 has an article on Taku Hayashi (interview)! So exciting! This is a really collector’s treasure. You want a copy too? You can get where Taku Hayashi or Anapple play. Precious. Yeah, Alga is a label for us to be curious...

Sep 20, 2014

若き日のケヴィン・エアーズの詩集  Young Kevin Ayers Poetry Book

(English follows.)
お友達が教えてくれたこと。1965年に、ケヴィン・エアーズがデヴィッド・グレイと共同で、『Leo The Lilo』という小さな詩集を自費出版していたんですって。知らなかったー! この本の中には「メイ・アイ?」の初期プロト・ヴァージョンに当たる詩「Mambow」も収録されているの。そして、表紙のアートワークはデヴィッド・アレン? とにかくすごく貴重な一冊。欲しい! あなたも?


This is what my friend let me know. According to him, Kevin Ayers collaborating with David Gray self-published a small booklet of poems called “Leo The Lilo” in 1965. I didn’t know that at all! The book includes a poem “Mambow”, a very early proto-version of “May I ?”. The front cover artwork is by Daevid Allen??? Anyway it’s so precious. I want a copy! You too?

Sep 15, 2014

デヴェンドラとアンディ  Devendra and Andy

(English follows.)
これは私のひとりごと。デヴェンドラ・バンハートとアンディ・キャビックが、10月23日にカリフォルニアのビッグ・サーで一緒にプレイするの。私、どうしても観に行きたいの。でも、一体どうしたらいいの? 私は今仕事がすごく忙しくて、ボーイ・フレンドとデートする暇もないの。最悪……。

2012年のデヴェンドラとアンディのジャパン・ツアーは最高だったわ。私は彼らの全ライヴを観たの。すごく良かった! それに彼らとも親しくなれたの。だから彼らにもう一度ハローって言いたい。私はデヴェンドラとアンディの大ファンなんだもの。


This is what I say to myself... Devendra Banhart and Andy Cabic will play together on the 23rd October in Big Sur, CA. I really want to see them. But how can I do? I’m so busy with my job right now, and I have no time even to see my boyfriend. Too bad...

I remember the Devendra Banhart & Andy Cabic Japan tour in 2012... That was really great. I enjoyed all of the shows, and everything was sublime! Also, I was quite happy to be close to both of them. So I want to say hello again to them. In fact I’m big fans of Devendra and Andy.

Sep 14, 2014

グラム・パーソンズが出ているSF映画?  The Gram Parsons SF film?

(English follows.)
むかしむかし、『スター・ウォーズ』よりも何年も前に、トニー・フォーツという名の一匹狼の映画監督が、カリフォルニアの砂漠にクルーを率いてサイケデリックなSF映画を制作したの。出演はグラム・パーソンズと、ブライアン・ジョーンズの5歳の息子。撮影は1969年。でも、映画は完成しなかったし、フィルムは散逸してしまったわ。この逸話はロックの伝説になっちゃった……。映画のタイトルは『Saturation 70』。グラム・パーソンズはコズミック・キディーズと呼ばれる4人の宇宙人のひとりを演じているの。

トニー・フォーツはディズニー社のお偉いさんの息子で、グラム・パーソンズとローリング・ストーンズの両方の友達だった人。なるほどねー。ブライアン・ジョーンズの息子さんのリンダは、のちにドノヴァンと結婚したわ……。

幸い、最近になって映画のスティル写真はいくつか発見されたのよ。見て。グラム・パーソンズってこんなにもカッコいい!




A long long time ago... Years before “Star Wars”, a maverick director Tony Foutz led a crew into the California desert to film a psychedelic science fiction epic. Starring Gram Parsons and the fine-year-old son of Rolling Stone Brian Jones. The film was shot in 1969, but never completed and it was lost. Then the story went into rock legend... The film was called “Saturation 70”. Parsons played one of four alien beings called Kosmic Kiddies.

Tony Foutz is the son of a Walt Disney company executive and a friend of both Parsons and the Rolling Stones. Tiens, tiens. Brian Jones son’s mother Linda married Donovan later...

Fortunately, some of film stills were discovered recently. Look! Gram Parsons is so cool!

Sep 13, 2014

アネット・ピーコックの『ファースト』アルバム  Annette Peacock’s FIRST album

(English follows)
注目! 1968年から69年にかけてアネット・ピーコックがレコーディングした『Revenge』、ポリドールから1971年に発表されたんだけどずっと廃盤になっていたあのレコードが、リマスターされて、ジャケットを変えて、タイトルを『I Belong To A World That’s Destroying Itself』とあらためて、彼女のレーベル「Ironic」から再発されたわ! 

「これは私の最初の録音よ」と、アネット・ピーコックは言っているわ。「『Revenge』は、間違った世紀に発表された正しいアルバムだったの」 って。

『Revenge』はブレイ=ピーコック・シンセサイザー・ショウのライヴ・レコーディング。今さら言うまでもないわよね。当時の彼女の夫はジャズ・インプロヴァイザーのポール・ブレイで、彼はこのレコーディングにも何曲かで参加しているわ。すごくおススメ!


ATTENTION! In 1968 and 1969 Annette Peacock recorded “Revenge”, a long out-of-print record, originally released in 1971 from Polydor. But It’s now been remastered, repacked, and retitled “I Belong To A World That’s Destroying Itself” released from her own Ironic label.

“This is my first record”, she says. “It was the right album, in the wrong century...”

You know, “Revenge” is the live recordings from the Bley-Peacock Synthesizer Show. Needless to say, Annette Peacock’s husband at that time was the jazz improviser Paul Bley, who plays on some of the record. Yeah, it’s HIGHLY RECOMMENDED!

Sep 12, 2014

ヴァシュティ・バニヤンのサポート・アクト  Vashti Bunyan’s Support Act

(English follows.)
ハロー! みんなもすでによく知っているように、デヴェンドラ・バンハートの女神ヴァシュティ・バニヤンは待望の新作アルバムを10月にリリースするんだけど、そのレコ発ライヴでは、9メアリーことフロ・モリッセイが彼女のサポート・アクトを務めるのよ! そう、フロ・モリッセイはユリシーズのお友達。歌と楽曲作りで誰もが驚くものすごい才能を持った、美貌のブリティッシュ・ガール。彼女はまもなくきっと大成功するはずよ! ユリシーズは早くから彼女にずっと注目していたの。詳しくはこのブログの2012年12月1日12月18日の記事を参照してください!

そして、すごくいいニュースが届いたわ! 彼女はじきにデビュー・アルバムを完成させることができるの! もしかすると、彼女は日本でプレイするかも?




Hello! As you already know well, Vashti Bunyan, Devendra Banhart's goddess, will release the long-awaited new album in October, and Flo Morrissey (aka 9Mary) will play at her album release party as the support act for her! Yes, Flo Morrissey is a great friend of ULYSSES. She’s a beautiful British girl who has a great talent for singing / song writing. I believe she will score a great success very soon! In fact, ULYSSES has watched her for long. For the further information on her, please see my articles of 1st and 18th December, 2012! Thank you!

Also, GOOD NEWS! She will finish her debt album soon! Maybe she’ll play in Japan too?...

Sep 5, 2014

サード・イアー・バンドの新作?  New Third Ear Band album?

(English follows)
すごい! ユリシーズ・ボーイから聞いた話なんだけど、ある人がサード・イアー・バンドのアルバムを制作中なんですって。アルバムは謎めいたレア曲のコンピレーションになるらしくて、バンドの初期にさかのぼる古典曲をファンは堪能できるんだとか。リリースは年内? ユリシーズ・ボーイは当然すごく興奮しているわ。でも私はサード・イアー・バンドを聴きながら寝ていい?(笑)


Amazing! According to a ULYSSES Boy, a guy is working on a new CD of the Third Ear Band. It will be a compilation of enigmatic rarities, and let the fans to listen to versions of obscure classics of the band just at the beginning of its story. I don’t know if it is released in 2014, but the ULYSSES Boy gets excited really. Hey, boy, may I sleep in listening to Third Ear Band? lol

Aug 24, 2014

暑中お見舞い  For the Lazy Summer Afternoon

(English follows)
アロ! まだまだ暑い日が続きますね! こういう時にはディアネ・デノイールを聴くのが一番。彼女はウルグアイのすごいシンガーよ。天才。これってアシッド・フォークっていうの? 私、もともとはボサノヴァのファンだったから言うけど、彼女の音楽はボサノヴァの好きな人にも大歓迎されると思うわ。

ところで彼女は日本でアルバムを出したがっているんですって。彼女をサポートしてくれる人はどこかにいないかしら?





Alo! Still crazy hot days here and there! I believe the best way to stand such a weather is listening to Diane Denoir. She’s a great singer from Uruguay. She's a genius. Her music should be called acid folk? I, as originally a fan of Bossa Nova, think her music is loved so much between Bossa Nova music lovers.

By the way, I heard she wanted to release her album in Japan. Is there anybody who will support her???

Aug 23, 2014

東京のパズ・ランチャンタン  Paz Lenchantin in Tokyo

(English follows)
サマーソニック出演のために来日したパズ・ランチャンタンと東京で再会しました! 1年ぶり! フレンドリーでビューティフルでラヴリーなパズと一緒になれて、私も河添剛さんもにこにこよ! すごくハッピー!

今回の彼女は、ピクシーズのサポート・メンバーとしてステージでベースを弾いたの。ものすごくカッコ良かった。パズはどうしてピクシーズと仕事をすることになったの?と尋ねると、「彼らに頼まれたからよ!」と、すごくシンプルな答え。彼女いわく、昔はピクシーズのファンではなかったけれど、今はとても好きよとのこと。でも、次回はぜひエントランス・バンドのメンバーとして来日してほしいわ。だって、エントランス・バンドはユリシーズがいつもイチ推しのバンドだものね! 実際エントランス・バンドは今本当に絶好調なの。

パズとの会話は楽しかったわ。移動中の飛行機では、隣に座っていたのがレッド・ツェッペリンのロバート・プラントだったんだって。「彼ってすごくカッコいいのよ。長髪。すごいブーツ。とてもジェントルでね」って言っていました。パズはラッキーね! でも、パズはやっぱりパズ。彼女は相変わらずサイケデリックなロック・ミュージックの真摯な探求者よ。そして、偉大な音楽家。いつかまたジョセフィン・フォスターのレコーディングに参加してヴァイオリンを弾く機会があると思うわと言ってました。

別れ際、また明日会おうと言う河添さんに、パズは明日ね!と応じていました。彼らはさようならは決して言わないの。そしてパズの口癖はYESよ。このことは、ファンなら絶対に憶えておかなければならないことよね。

パズ、ありがとう! また会いましょう。すぐに! イエス!



We saw Paz Lenchantin again in Tokyo who played Summer Sonic! After an interval of one year! Tsuyoshi Kawasoe and I beamed with joy, being together with friendly, beautiful, and lovely Paz! We were so happy!

This time she played the bass guitar on the stages as a support member of the Pixies. She was extremely cool. Why do you work together with the Pixies? She answered so simply, “They asked me!”. According to her, she was not a fan of the Pixies in the past, but now she love them. But we would be very happy if she comes to Japan again with The Entrance Band. For The Entrance Band is a special group that ULYSSES always recommend their readers to listen to! In fact, The Entrance Band is is at the top of their form now really.

We enjoyed chatting with Paz. She said, “ I happened to sit next to Robert Plant in the plane! He was so cool. Long hair. Amazing boots. Also, he was so gentle to me”. Paz was a lucky girl! But Paz is still Paz. She is a serious seeker of psychedelic rock music as before, and she is a great musician. “Someday in the future I will work again with Josephine Foster to play the violin...” (Paz)

On parting, Tsuyoshi Kawasoe said “See you Tommorow, Paz!”, and she answered “Yes, tomorrow!”. They never say good-bye. And her favorite word is “YES”. I think it is what every fan of Paz Lenchantin always must remember.

Thank you, Paz! See you again very soon! YES!

Aug 9, 2014

夏の怪談  A Ghost Story in Summer

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ローリング・ストーンズの『サタニック・マジェスティーズ』(1967年)。私にとっては決して嫌いなアルバムじゃないわ。たいていのファンの間では評判は良くないんだけどね。みんなはこれをビートルズの『サージェント・ペパーズ』の真似だって思っているのよね……。

でも、このアルバムにはビートルズが確かに存在するわ。本当よ。ジャケットをよく見て。ジョンとポールとジョージとリンゴが亡霊みたいに写り込んでいるの! 怖い! でも、面白い!


Rolling Stones' "Their Satanic Majesties Request" (!967). It is not that I don't like this album though most of the Rolling Stones fans don't highly appreciate. People think that this is a copy of the Beatles' "Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band"...

But there is the Beatles in this album for sure. It's true. Look at the cover closely, and you can find John, Paul, George and Ringo who look like 4 ghosts! Scary! But interesting!

Jul 27, 2014

ピップ・プラウドのこと  On Pip Proud

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アシッド・フォークの季節到来? というわけで、今日の私はピップ・プラウドを聴いてみたの。すごい。ユニーク。変な感じ。幻覚状態の中での子供じみたわめき声。チューニングの合っていないギターがテンポを無視して鳴っている……。 

ピップ・プラウドはメルボルンの人。「オーストラリアのシド・バレット」って呼ばれていたの。でも、ピップの最初の3枚のアルバムはシドが1970年にファースト・ソロを出す前に発表されていたのよ。最初のアルバムは「De Da De Dum」(1967年、50枚のみのプレス)、次が「Adrenaline and Richard」(1968年、フィリップス)、3枚目が「A Bird in the Engine」(1969年、フィリップス)。それから彼はイギリスにわたってキャリアを展開させようとしたわ。でも、ジョン・ピールは彼をダンデライオンのアーティストにさせたがっていたし、ビートルズのアップルも彼に興味を持ったらしいんだけど、実際には大したことは起こらなかったみたい。きっと彼はあまりにも天才だったからよね!……

私が持っているのは『ア・フレイング・スペース(もつれた空)』というアルバム。これは60年代のアルバムと70年代の未発表音源を纏めた編集盤で、emから先月リリースされたものなのよ。あなたもきっとこれが好きになるわ。ピップみたいな人は他にはいないもの!(シド・バレットを除いて?)



The season of acid folk has come? So I listened to Pip Proud today. Amazing. So unique. Bizarre. Childish rants of an hallucinated mind. Accompanied by an out-of-tune guitar and paced at irregular tempos...

Pip Proud was born in Melbourne. He was described as “The Australian Syd Barrett”. However, Pip’s first three albums were all out before Syd released his first set in 1970. His first album is “De Da De Dum” (1967, only 50 copies were released), his second one is “Adrenaline and Richard” (1968, Phillips), and his third one is “A Bird in the Engine” (1969, Phillips). Then he travelled to Britain to further his career. People say John Peel wanted to sign him to Dandelion, and there was even talk of interest from The Beatles’ Apple, but nothing much actually happened. Probably because he must have been a too genius!...

I have a copy called “A Fraying Space”. It’s a compilation of 1960s albums and 70s unreleased tracks, that was released from em records last month. I believe you must love this album. There has never been anyone like Pip! (Except for Syd Barrett?)

Jul 21, 2014

欲望  BLOW-UP

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ミケランジェロ・アントニオーニが監督した1966年の名作『欲望』。ジミー・ペイジとジェフ・ベックの2人が在籍していた、奇蹟みたいな時代のヤードバーズのパフォーマンスを見ることができることで、ロック・ファンにもよく知られている映画よね。で、この映画の写真集がHATJE CANTZから最近出版されたの。すごい本! 映画のスティル写真に加えて、様々な美しい写真図版(ファッション写真から、ロック写真、ポップ・アート、アブストラクト写真まで)が収録されていて、当時のロンドンの文化的コンテクストがすごくわかるの。これこそ「スウィンギング・ロンドン」ね! 絶対にクール! おススメよ!


“Blow-Up” is the 1966’s classic masterpiece directed by Michelangelo Antonioni. It’s a well known film among rock music lovers, for the sequence of the Yarbirds’ legendary performance featuring the both of Jimmy Page and Jeff Beck. And, a photo-book of this film has been recently published from HATJE CANTZ. It’s such a really gorgeous book! In addition to the film stills, various plates of beautiful works (from fashion photography, rock photography and pop art to abstract photography) are included, to illuminate the cultural context of that time in London. This is “Swinging London”, isn’t it?! Absolutely cool! The book is highly recommended!