ユリシーズ オフィシャル・ブログ ULYSSES OFFICIAL BLOG

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Aug 25, 2010

『ユリシーズ』第4号 "Ulysses" #4

ハイ!『ユリシーズ』第4号の内容を改めてご紹介するわ。

Hi!  These are the contents of "Ulysses" #4.


OPINION
知られたくない若者たち 永江朗

音楽|を|と|の|遠くまで 近藤康太郎

ジョー・ヘンリー・インタヴュー Joe Henry Interview
クリエイション、パフォーマンス、プロデュースの源泉について
ディスコグラフィ&プロダクション・ワーク Discography & Production Work

ジェームス・チャンス・インタヴュー James Chance Interview
ファンキー、パンク&エレガントなノー・ウェイヴの生き証人
ディスコグラフィ Discography

エントランス・バンド・インタヴュー The Entrance Band Interview
ブルース、サイケデリア、アシッド・ロックを幻視する、
LAの最も魅惑的なトリオとの会見
ディスコグラフィ Discography

特集 スウィンギング・ロンドンからブリティッシュ・サイケデリアへ From Swinging London to British Psychedelia

巻頭エッセイ
Shadow of Your Smile 「残照」への追憶

クロストーク
新しさへの批判・伝統への批判
河添剛×鈴木泉×福島恵一

マイク・マキナニー・インタヴュー Mike McInnerney Interview
灰色の街を塗り替えた伝説のデザイナー 山下潤一郎

カラー・グラビア
マイク・マキナニー作品集

ジョー・ボイド・インタヴュー Joe Boyed Interview
UFOクラブをつくった音楽プロデューサーと巡るロンドン・アンダーグラウンドの旅
山下潤一郎

ジョー・ボイド・プロデュース作品集『white bicycles』
世界をリードしたロック/ポップのドキュメントを聴く
大貫憲章

スウィンギング・ロンドン・フォト・アルバム Photo Album Swinging London

PSYCHEDELIC FREAK OUT!
102枚のアルバム・ガイド The 102 Trippiest British Albums of All Time
大貫憲章/河添剛/鈴木泉/平 治/福島恵一/古川博一

カラー・グラビア スウィンギング・ロンドン・フォト・ギャラリー Photo Gallery Swinging London

七尾旅人インタヴュー Tavito Nanao Interview
そして無限に増殖し広がっていくもの――彼が描く音楽と未来
湯浅学

七尾旅人小論
分裂と統合、そしてその向こう 江口正登
七尾旅人ディスコグラフィ さわやか Discography

前野健太インタヴュー Kenta Maeno Interview
あたらしい朝 磯部涼

短期集中連載
LOST IN THE '80s
[第2回]テレヴィジョン・パーソナリティーズ Television Personalities

ダン・トレイシー・インタヴュー Dan Treacy Interview
心の中では 俺は囚人 清水久靖

クロストーク
テレヴィジョンが受像したポップ・ミュージックの歪んだ亡霊
河添剛×清水久靖×平 治

テレヴィジョン・パーソナリティーズ・ディスコグラフィ  Television Personalities Discography
河添剛/清水久靖/平 治

[連載]
Greeting from ULYSSES

[ユリシーズ レ・ヴァリエテ]
◎奇跡の軌跡に勇気をもらう スタッフ・ベンダ・ビリリ 松山晋也
◎ワイルド・サイケを歩け Finders Keepers サラーム海上
◎FRICTION LIVE in Seoul “息”と場の流動 間奈美子
◎AND THE LIFE GOES ON 山下達郎「街物語」への雑感 吉留大貴
◎米インディペンデント・アート・マガジンの高度なロック性 河添剛
◎フットボールデカスロン 虹釜太郎
◎ブリテン的労働者階級とロックの距離感 ブレイディみかこ
◎オルタナティヴ・メディアとしてのビッグイシュー 今井晋
◎ジジェクによる『こうもり』/『こうもり』によるジジェク 石川義正
◎連載 DJ SUPERNATURALISM 大貫憲章
◎連載 Check the Wardrobe 松井清

DISC REVIEW
河添剛/平 治/清水久靖/松山晋也/サラーム海上/高橋芳朗/磯部涼/小川真一/五十嵐正/福島恵一

2 comments:

Anonymous said...

『音楽の街ってどこにあるんや?それより白泉堂にいこうや』


 三年前に大阪市城東区の広報誌の制作に参加した。城東区は、隣接の居酒屋と風俗店がひしめきあい『ブラック・レイン』のロケが敢行された京橋とは対称的に、かつてはメイン・ストリートだった蒲生商店街も御多分にもれずシャッター通り化しており、半ば陸の孤島化した街である。その城東区を盛り上げようという区役所の音頭で企画された仕事であった。区内の高校が全国ブラス・バンド大会で優勝した事実でデッチ上げた「音楽の街、城東区」という理解に苦しむコンセプトが打ち出され、それに伴った記事を書くように要請された。
 音楽なんぞどこにも存在するし、ゆえに音楽の街なんぞ存在しない、というのが常日頃持論の自分にとって、この嘘臭い仕事は正直苦痛であった。ただ、この街の事は少し知っていた。そしてこの仕事に参加したのも、書きたい事があったからだ。

 蒲生商店街に、白泉堂という喫茶店がある。店頭は駄菓子屋兼イカ焼き(お好み焼き)屋で、その奥のオレンジ色のプラスチックの鎧戸を開けると、八十代の高柳ふさこさんがほぼおひとりで仕切る喫茶スペースである。
 白泉堂は昭和二十三年に雪印特約のアイスクリーム製造卸店として開業、大阪万博開催の昭和四十五年に喫茶店に移行し、今日に至る。コーヒー二百三十円、ソフトクリーム百五十円、ホットケーキ二百円と、価格も一昔前のまま。AMラジオが静かに流れ、カウンターでボーっとしてると、ここでAnthony MooreのOUTやJohn CaleのFearが聴けたらなあ、という妄想が頭を過ぎる。何が「音楽の街」や、なめとんのか!!

 自分はもう今の流れからあきらかにズレてしまい、中古盤屋ではなく、リサイクル屋で一枚三百円のアナログ盤を漁る位しか楽しみがなくなった。しかし、それでよいのではないか。少なくとも、もしも世界が滅びる瞬間に、白泉堂でコオフィを啜っていれれば、もう何も望まない、と思う。

 広報誌も並行して作ると聞いていた城東区名物のHPも結局も完成せず、予算だけを使っただけという現・大阪知事が知ったら激怒するような幕切れに終わった。自分はそれ以前にバカ責任者についていけず、途中で降りていた。ただ時間を割いて取材に応じていただいた、白泉堂をはじめとする方々に申し訳なく思う。

 いつぞや、高柳さんから、浜村美智子の『バナナ・ボート』のSP盤を戴いた。我が家にSPのプレイヤーはないので聴いていないが、このクソ暑い日々、あの店内でクリームソーダでも舐めながら、パチパチの針音まじりで聴けたら、と思ったりもするのだが。

白泉堂

大阪市城東区今福西 1-9-27

06-6931-4894

10:00~19:00 日曜休み

Lee Elle said...

Anonymousさん、コメントありがとう!白泉堂さんのようなお店でコーヒーを飲みながら『ユリシーズ』第4号を読むのも、きっと楽しいでしょうね。